鈴木のりたけさんが手がける「大ピンチずかん」シリーズは、子どもたちのピンチをユーモアたっぷりに描き、最新作の発売直後には重版が決まるなど大ヒットをしています。
シリーズ累計250万部突破で多くの注目を集めるなか、7月22日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」にも出演予定です。
「大ピンチずかん」を作った人ってどんな経歴や学歴なんだろうと興味を持った人も多いと思います。
- 静岡県浜松市生まれ、千葉県在住
- 妻と子供3人の5人家族
- 一橋大学を卒業後、JR東海に入社
- 2008年、ケチャップマンで絵本作家デビュー
この記事では、鈴木のりたけさんの経歴や学歴の詳細、家族についてまとめました。
- 鈴木のりたけの経歴が気になる
- 鈴木のりたけの学歴をチェックしたい
- 鈴木のりたけの家族構成や子供のことを知りたい
鈴木のりたけの経歴まとめ

鈴木のりたけさんが育った浜松市の実家の周辺は、森や谷が広がる自然豊かな環境でした。
少年時代は崖に秘密基地を作ったり、爆竹を投げ合うなど、元気いっぱいに遊び、寒い日に友達とたき火をしようとして、壁を真っ黒にしてしまったこともあったそうです。
男の子ならではの元気さや、自然の中で自由に遊ぶ姿が目に浮かびます。
名前:鈴木のりたけ
生年月日:1975年7月
年齢:50歳(2025年7月)
出身地:静岡県浜松市中央区
居住地:千葉県
出身大学:一橋大学
大学卒業後、鈴木のりたけさんはJR東海に総合職として入社しました。
研修では新幹線の運転士も経験し、新規事業を担当する部署に配属されましたが、約1年9ヶ月で退職を決断しています。
ここからは、鈴木のりたけさんが社会人生活を経て、どのように絵本作家の道へ進んだのかを詳しく見ていきます。
会社員から絵本作家になるまで
JR東海での勤務を経て、自分の道を模索するために退職した鈴木さん。
グラフィックデザインを学び、2001年に広告制作会社へ入社しました。
鈴木のりたけの職歴
- 1998年:大学卒業後、JR東海に総合職として入社
- 2000年:JR東海を退社
- 2000~2001年:自宅のパソコンで雑誌制作などの自主制作活動に打ち込む
- 2001年:新聞・雑誌広告を手がけるデザイン事務所「シルフ」に入社
- 2009年:シルフ退社。翌月に「鈴木のりたけ事務所」を設立
鈴木さんは広告やパッケージデザインに携わるなかで、自分の名前が作品に残らない現実に疑問を抱きます。
この経験から、自分の表現を世に出す方法を考えるようになり、「自分で絵を描けば、すべてが自分の作品として完結する」と気づいた鈴木さん。
それからは自分の名前で完結する表現を求め、ニュースを題材にした風刺画や連作イラストを描くようになりました。
これらの作品にテキストを添えたことで絵本の形が生まれ、コンテストに応募して受賞。
デビュー作・ケチャップマンの出版へとつながりました。
鈴木のりたけの絵本作家としての実績
最新作「大ピンチずかん3」も総合ランキングで1位を獲得し、シリーズとしての人気がさらに高まっています。
さらに、鈴木さんはこれまで数々の絵本賞を受賞しており、絵本作家として確固たる地位を築いています。
主な受賞・実績は以下の通りです。
鈴木のりたけの主な実績
- 『ぼくのトイレ』(PHP研究所):第17回日本絵本賞 読者賞受賞
- 『しごとば 東京スカイツリー』(ブロンズ新社):第62回小学館児童出版文化賞受賞
- 『大ピンチずかん』(小学館):第6回未来屋えほん大賞、第13回リブロ絵本大賞、第15回MOE絵本屋さん大賞2022 第1位(絵本賞10冠を達成)
- NHK「みんなのうた」2019年6・7月放送「変顔体操」イラスト担当
鈴木さんの作品は、独自の視点と緻密な描写で親子を楽しませるだけでなく、絵本という枠を超えて幅広い分野に影響を与えています。
こうした受賞歴や活動実績は、彼のクリエイティブな発想と確かな表現力が多くの人に支持されている証といえるでしょう。
鈴木のりたけの絵本一覧
鈴木のりたけさんの絵本は、細部まで丁寧に描かれたイラストと、子どもたちの好奇心を刺激するユニークな発想が特徴です。
鈴木のりたけさんの代表作「大ピンチずかん」シリーズは、児童書部門で圧倒的な人気を誇ります。
鈴木さんの作品には、子どもたちに社会の多様さや仕事の面白さを伝えてくれる「しごとばシリーズ」、日常生活の身近な場所にフォーカスし、子どもたちの想像力をかき立てる、「ぼくのシリーズ」などがあります。
鈴木のりたけの絵本
◆シリーズ絵本
しごとばシリーズ
ぼくのシリーズ
ゆうぐシリーズ
おでこはめえほんシリーズ
◆主な単独絵本
ケチャップマン(2008年/復刻版:2015年)
かわ(2010年)
おしりをしりたい(2012年)
おつかいくん(2013年)
ぼくとばく(2017年)
どこちゃん(2020年)
大ピンチずかん(2022年)
大ピンチずかん2(2023年)
大ピンチずかん3(2025年)など
繰り返し読んでも飽きない魅力があり、親子での読み聞かせにもぴったりです。
鈴木さんの絵本は、リアルな観察力と豊かな発想が融合した作品群として、多くの読者から長く愛されています。
鈴木のりたけの学歴まとめ(中学・高校・大学)

鈴木のりたけの出身中学は?
鈴木さんは静岡県浜松市中央区出身で、その地域には公立中学校が30校以上あります。
出身の中学校名を絞るのは難しいですが、以下のような中学校に通っていた可能性も考えられます。
浜松市中央区の中学校
- 浜松市立中部中学校
- 浜松市立曳馬中学校
- 浜松市立佐鳴台中学校
- 浜松市立蜆塚中学校
- 浜松市立西部中学校
中学時代はテニス部で全国大会に出場し、生徒会長も務めるなど活発な学生生活を送っていました。
また、中学1年生のときにクラスの日記を担任が読み上げる時間があり、面白い内容を書いて選ばれることがうれしく、ユーモアを駆使してクラスを笑わせることに夢中になっていたそうです。
鈴木のりたけの出身高校は浜松北高等学校

浜松北高等学校は県内でもトップクラスの偏差値を誇り、偏差値67~70です。
進学校として知られ、文系理系問わず多くの優秀な生徒が通っています。

浜松北高等学校は県内トップクラスの進学校でありながら、学校祭や運動会にかける情熱も非常に高いユニークな学校でした。
鈴木さんは「頭のいい人は面白い」ということを学び、勉強だけでなく、多彩な個性を持った友人たちから刺激を受けたと語っています。
入学して努力した甲斐があったと感じられる充実した高校生活だったようです。
鈴木のりたけの出身大学は一橋大学大学

一橋大学は日本を代表する難関大学の一つで、社会学部の偏差値は77と非常に高く、優秀な学生が集まる学びの場として知られています。

鈴木さんは最初の大学受験に失敗し、一浪を経験しています。
浪人時代、予備校で出会った個性的な先生に励まされ、先生の言葉「人のやっていない道を歩まなくちゃだめだぞ」は、鈴木さんの創作活動の指針となっています。
大学在学中はマスコミ業界を志望しており、情報発信や表現の道に強い関心を持っていました。
鈴木のりたけの家族構成(妻・子供)は?

代表作「大ピンチずかん」も、次男が牛乳をこぼして固まってしまった姿がヒントになったそうです。
子どもの視点を尊重する鈴木さんの子育て観が、絵本制作の原点にあるといえるでしょう。
鈴木のりたけの妻は?
一般の女性で、メディアへの露出もなく、プライベートは非公開とされています。
出会いや馴れ初めなどは分かりませんが、インタビューやエッセイからは、日常生活や子育てを支える頼もしい存在であることがうかがえます。
特に子育てでは、夫婦で何度も話し合いながら取り組み、互いに支え合うことで絆を深めてきました。
困難な時期も二人三脚で乗り越え、家族全員が笑顔で過ごせる時間を大切にしていることが伝わってきます。
鈴木のりたけの子供は何歳で不登校?
うちの子どもたちは今、3人ともフリースクールへ行っています。
長女が小学校に入ってすぐ“学校に行きたくない”と言い始めて。
引用:kufura
当初は「好きな科目だけでも行ってみよう」と声をかけるなど、学校に通わせる努力もしたそうですが、次第に子どもの気持ちを尊重することが何より大切だと気づいたといいます。
その後はフリースクールやプレイパークを訪ね、家庭にとって最善の選択肢を選びます。
2023年時点では3人ともフリースクールに通っていました。
仕事部屋には子どもたちの絵や、鈴木さんが描いた家族のイラストが飾られ、日常の中の気づきが作品のインスピレーションになっているそうです。

鈴木さんはおこさんたちを、親とは別の人生を歩む存在として尊重し、無理に方向を決めず 見守る姿勢 を大切にしています。
鈴木のりたけさんの「大ピンチずかん」シリーズは、独自の視点とユーモアで子どもたちの心を掴み、多くの人に愛されています。
今後の活躍にもますます注目が集まるでしょう。
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