2025年6月19日、インプラント治療を持ちかけ、患者から1億円以上をだまし取ったとして、歯科医師の高橋仁一容疑者が逮捕されました。
医療業界の信頼も大きく揺るがす悪質な事件に注目が集まっています。
患者の信頼と健康を踏みにじり、長年にわたり金銭を搾取してきた高橋仁一容疑者とはどんな人物なのでしょうか。
名前:高橋仁一(たかはしまさかず)
1988年 東京歯科技工専門学校
1996年 東京歯科大学卒業
一ツ橋歯科クリニック(千代田区)勤務
2000年 千葉歯科医院勤務
2002年 高橋デンタルオフィス開業
この記事では出身大学などの学歴や経歴、勤務先の高橋デンタルオフィスの場所などをまとめました。
- 高橋仁一の学歴が知りたい
- 高橋仁一の経歴が気になる
- 高橋仁一の勤務先が知りたい
高橋仁一が現金をだまし取った疑いで逮捕

歯科医院の院長を務める高橋仁一容疑者(58)がインプラント治療の患者に、「メーカーに症例や現金を提供すれば治療費が返ってくる」などと嘘を言って現金をだまし取った疑いで逮捕された。
引用:Yahoo!ニュース
高橋容疑者は、千葉市にあった高橋デンタルオフィスの院長を務めており、2021年には50代の女性患者からインプラント治療費として200万円を詐取した疑いが持たれています。
また、この手口は1件にとどまらず、過去には十数人の患者に同様の説明を繰り返し、総額で少なくとも1億円以上をだまし取ったとみられています。
さらに、高橋容疑者は患者に対して「有利な投資がある」などと虚偽の話を持ちかけて金銭を借りていたことも判明しており、返済されていない金額は約8億円、被害者は57人にのぼるという情報もあります。
【顔画像】高橋仁一の出身大学は東京医科大学

高橋仁一氏の学歴を詳しく見て行きましょう。
高橋仁一は東京医科大学卒業

高橋仁一氏は1996年、29歳で東京医科歯科大を卒業しています。
東京歯科大学は、私立の歯学部の中でも上位に位置する実力校として知られています。
一見すると中程度に見えますが、これは私立歯学部の中で全国2〜3位レベルに相当し、決して低すぎるといった印象ではありません。
2025年に実施された第118回国家試験では、合格率95.6%で全国1位を記録しています。
高橋仁一は東京歯科技工専門学校に進学
高橋仁一容疑者は、東京歯科大学に進学する前に、東京歯科技工専門学校に通っていました。

この学校は、歯科技工士を多く輩出した名門校として業界では広く知られていました。
高橋容疑者も歯科技工士免許を取得しています。
しかし、歯科技工士を取り巻く環境の厳しさから、2009年度入学生を最後に学生募集を停止し、第37期生が卒業を迎えた2010年3月に閉校となりました。
当時としては大都市部で初めての大型校の閉鎖であり、歯科技工士の置かれた現実の厳しさがうかがえます。
高橋仁一の小学校、中学校、高校は?
しかし、彼がその後進学した東京歯科技工専門学校・東京歯科大学ともに関東圏(特に東京・千葉エリア)に拠点があることから、小、中、高校も関東圏だったのではないかと考えらます。
また、両校とも東京都・千葉県と比較的近い地域にあるため、自宅から通学していた可能性や、都内に生活基盤を置いていた家庭環境だったとも推察できます。
高橋仁一のwiki経歴

ここでは高橋仁一の経歴を見て行きましょう。
名前:高橋仁一(たかはしまさかず)
生年月日:1967年頃
年齢:58歳(2025年6月)
住所:茨城県古河市
職業:歯科医師
高橋仁一容疑者は、まず歯科技工士としての専門スキルを学んだ後、歯科医師免許の取得を目指して大学に進学するという、異例のキャリアパスをたどっています。
これは一般的な歯科医師の進路とは異なりますが、3つの理由が考えられます。
キャリアパスの理由
- 技工士としての現場経験を活かし、ステップアップを狙った
- 初めから段階的なキャリア形成を計画していた可能性
- 経済的に余裕があり、長期間の学業にも耐えうる環境があった
歯科医師としてのキャリアは、千代田区の一ツ橋歯科クリニックでの勤務からスタートし、2000年には医療法人社団 篤真会・千葉歯科医院に移籍。
その後、2002年に自身の歯科医院「高橋デンタルオフィス」を開業しています。
20年以上にわたって開業医としてインプラント治療などに携わり、患者との信頼関係を築いてきたものの、今回の逮捕により、そのキャリアに大きな影を落とすこととなりました。
また、高橋仁一氏は以下の3団体に所属していました。
- 東京SJCD
- 日本顎咬合学会(認定医)
- 包括歯科医療研究会
これらはいずれも歯科医師としての知識と技術向上を目的とした団体であり、特に認定医資格は一定の実績がなければ取得できません。
こうした所属からは、高橋容疑者が少なくとも表向きには勉強熱心な歯科医師として活動していた様子がうかがえます。
高橋仁一の勤務先は高橋デンタルオフィス
勤務先の高橋デンタルオフィスはどこにあったのでしょうか。

高橋仁一容疑者が開業していた高橋デンタルオフィスは、千葉県千葉市中央区のビルの1Fにありました。
アクセスは非常に良好で、周辺には千葉市文化センターや千葉市美術館といった文化施設が点在しており、地域の文化的な拠点としても知られています。
このような便利な場所に位置していたにもかかわらず、経営不振により2023年6月に約18億円の負債を抱えて破産し、閉院に至っています。
現在、同ビルの該当フロアは別のテナントが入っているか、空きスペースとなっている可能性があります。
今回の事件により、高橋仁一容疑者が長年築いてきた経歴や実績、そして一時は地域に根差した歯科医院として信頼を得ていた「高橋デンタルオフィス」の存在が、一転して注目を集める形となりました。
今後の捜査の行方とともに、こうした事件が二度と繰り返されないよう、医療従事者の信頼回復が求められています。
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